「New York Forward」のスローガ…

2020年7月8日 22:07 JSTwonderful
アメリカニューヨーク

観光地の様子

「New York Forward」のスローガンを掲げ、数値に基づき慎重且つ段階的な経済活動再開を進めているニューヨーク州。中でも、観光スポットの集中するニューヨーク市は人が密集する場所が多い故に、クリアすべき課題が多くあることは事実ですが、一歩ずつ前進しています。
観光スポットはこれから徐々に再開していく見込みですが、早速、嬉しい朗報が!
チェルシー地区からハドソンヤードまで続くハイラインが、7月16日に再開予定です。
1930年代~80年代まで使われていた高架線路が遊歩道になったこのハイライン。チェルシー地区からミッドタウン(34丁目)までの約2.5km弱を信号なしで歩けることもあり、今では観光客にとっても人気スポットのひとつです。
太陽の陽射しを浴びながらのハイラインウォークを心待ちにしているニューヨーカーも多いはず。
ハイライン起点にあるチェルシーマーケットも地元ニューヨーカー及び観光客に人気のスポットですが、チェルシーマーケットは現在、屋外でのみ飲食可能な対応、もしくはテイクアウト、事前オーダーでのピックアップの対応となっています。

アメリカ、ニューヨークの現状と観光地の様子 1枚目の写真
アメリカ、ニューヨークの現状と観光地の様子 2枚目の写真
アメリカ、ニューヨークの現状と観光地の様子 3枚目の写真

HOKUTO_NYCさんの最近の声

観光地の様子

【エンパイアステートビル、今年で90歳!】
ニューヨークを代表するビル且つ、定番観光スポットでもあるエンパイアステートビル。ビルの名前、エンパイアステートはニューヨーク州の別名(Empire State)でもあり、まさにニューヨークを象徴するビルとも言えます。
このエンパイアステートビル、今年で何と生誕90年を迎えます。完成したのは1931年5月1日。1929年 世界恐慌後にも関わらず、1年と45日で工事を終え102階建て(約400m)のビルを完成させたことが驚きの事実として今も伝えられています。
せっかく建てたビルもその後テナントが埋まらず、Empty Building(空っぽのビル)と皮肉交じりな呼ばれ方もされていました。
観光客に人気なのが、86階と102階の展望台。混雑するときは、展望台に辿り着くまでに3時間並ぶなんてことも。展望台から見る景色は格別です。視界がよいときは、約100km先まで見渡せる程。
外から眺めるエンパイアステートビルも美しい限り。マンハッタン内はもちろん、ブルックリンやクイーンズ、隣の州ニュージャージー対岸から望むエンパイアステートビルも外せないポイントです。
エンパイアステートビルはイベントや祝日にあわせてライトアップの色が変わります(通常は白いライト)。
ライトアップの色は公式サイト(↓)で確認可能。
https://www.esbnyc.com/…
2021年3月1日~の年内展望台の営業時間は以下の通り。
3月1日~13日:12PM~9PM
3月14日~28日:1PM~10PM
3月29日~4月11日:11AM~11PM
4月12日~6月30日:1PM~10PM
7月1日~11月24日:11AM~11PM
11月25日~28日:9AM~12AM
12月1日~16日:11AM~11PM
12月17日~31日:9AM~12AM
※今後変わる可能性もあり

アメリカ、ニューヨークの現状と観光地の様子 1枚目の写真
アメリカ、ニューヨークの現状と観光地の様子 2枚目の写真
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現地の街の様子

【スポーツ・エンタメの再開続々と】
3月に入り、ニューヨーク市内の様々な経済活動再開に動きが出てきています。
ニューヨーカーにとってはもちろん、この街を訪れる観光客にとっても魅力的なアトラクションであるスポーツとエンターテイメント。この1年ほどは観客なしもしくは閉鎖となっていましたが、ようやく…!再開となります。

◆スポーツ:
アリーナやスタジアム内に観客を入れての観戦再開。マスク着用ソーシャルディスタンス要、収容率10%、スタッフ・観客は72時間以内のコロナ感染陰性証明必要…その他の規定もあり(詳細確認要)。
ニューヨーク市では、2月23日にマディソンスクエアガーデンにてNBA/ニューヨーク・ニックスのホームゲームが行われました。

◆映画館:
本日(3月5日)より、約1年ぶりの再開に。マスク着用、ソーシャルディスタンス要、収容率は25%(最大50人まで)の規定あり。
◆ライブパフォーマンス:
4月2日より、コンサート、ライブ、演劇などのライブパフォーマンスが再開。マスク着用、ソーシャルディスタンス要。収容率33%(屋内は最大100人、屋外は最大200人)。
※加えて、COVIDテストの陰性証明があれば、屋内で最大150人、屋外で最大500人までのイベントが可能

◆リンカーンセンターが屋外でパフォーマンス!:
METオペラやニューヨークフィルハーモニック、バレエ…と、ニューヨークのエンタメを牽引する存在のリンカーンセンターが、屋外のパフォーマン&リハーサルススペースを4月7日にオープンすると発表しました。
http://www.aboutlincoln…...
青空のもとで楽しむカルチャー&アート、パフォーマンス、どんな風になるのか楽しみですね。
レストランやカフェ、バーなどの飲食に加え、エンタメやスポーツ産業の再開は観光客にとっても朗報です。

自由な海外渡航まではまだ時間がかかりそうですが、ワクチンの普及と共に一歩ずつの前進を信じて私達も進んでいきたいものです。

アメリカ、ニューヨークの現状と現地の街の様子 1枚目の写真
アメリカ、ニューヨークの現状と現地の街の様子 2枚目の写真
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現地の街の様子

【ニューヨークの地下鉄駅でも”タッチ&ゴー”が主流に!?】
 ニューヨーカーのみならず、世界中から訪れる観光客にとってもニューヨーク市内の移動手段として、なくてはならない地下鉄。1904年に開通したニューヨークの地下鉄、何と今年で117年の歴史を迎えます。激動のニューヨーク史と共に地下鉄も修復、改良され今に至りますが、この度、ニューヨークの地下鉄に大きな変革期が訪れています。
 ずばり、地下鉄の改札に「タッチ&ゴー」のシステムが導入!
日本ではかなり前から「Suica」や「Pasmo」等の名で既に浸透していたICチップ付カードでの自動改札通過ですが、これがニューヨークでも可能になったのです。その名も「OMNY」。
メトロカードを改札の専用口に通し(この作業、何気にコツがあり、初めてカードを通すのに苦労する人もいたり…)鉄のバーが解除されていたのですが、この度メトロカードが不要となり、銀行カードやクレジットカード、デビットカード、携帯電話端末などを専用の液晶にかざすと改札が解除される仕組みです。2020年12月31日に、このOMNYシステムがニューヨーク市内全ての地下鉄駅(472の駅)に導入完了。現在は既存のメトロカードの改札も併用していますが、2023年にはメトロカードが廃止となり、全ての地下鉄改札はOMNY仕様となる見込み。
 パンデミックの影響で、2020年の地下鉄利用客は前年(2019年)比70%減とあり、利用客はぐんと減っているのが現実ではありますが、この先、再びニューヨークへやってくる観光客にとっても目新しいニュース&体験になるのではないでしょうか!?このOMNYは市内のバスでも使用可能。既にバスにも取り付けられています。
 ちなみに、現在あるメトロカードが導入されたのは、1993年のこと。その前はトークンというコインが使われており、トークンが登場したのが1953年。その後、メトロカードと併用されていましたが、2003年にトークンが完全廃止に。
ニューヨークの地下鉄改札の歴史:
トークン(1953~2003)→ メトロカード(1993~2023)→ OMNY(2019~???)
50年続いたトークンからメトロカード(30年)、そして新たなOMNYはどのような地下鉄時代を築いていくのか…こうご期待!

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