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トラベルボイス編集部夏の盛りの花といえば大輪のひまわり。バンクーバー郊外のチリワックやラングレーなどで、「サンフラワーフェスティバル」が開催されています。期間は9月の上旬まで。広大な敷地に何種類もの満開のひまわりが楽しめます。ひまわりの他にも、大輪が華やかなダリヤの花畑や、ビールの苦みに欠かせないホップの花をご覧いただける畑のある会場もあります。コロナで気分が落ち込む中、まっすぐに伸びるひまわりは元気を与えてくれることでしょう。
新型コロナウイルスの蔓延を防ぐため、4月中旬からカナダ発着の航空機では非医療用マスクが必要になっています。基礎疾患などのためマスクが着用できない乗客は、これまで口頭申告だけで搭乗できましたが、今後は医師の正式な診断書の提示が必須になります。
バンクーバーのファーマーズマーケットは今年で25周年を迎えました。1995年の夏、クロアチア文化センターの駐車場で開かれた小さな青空市が始まり。今では市内6か所で出店者270以上が新鮮な野菜や果物を販売しています。
新型コロナウィルスの影響で開催が心配されましたが、一度の入場人数を制限する形で今年も開催されています。また、新しくネット販売を開始し、予めネットで購入した商品の宅配や各市場での一括受け取りが可能になっています。朝一番に行かないと売り切れになる商品が確実に手に入るので助かります。
コロナ対策でクラフトなど物品販売がなくて残念ですが、それでも生産者から直接買うことのできるファーマーズマーケットは楽しいですね。
バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州では、山岳リゾートのウィスラーやワイン産地のオカナガンが州内旅行に大人気で大変混みあっています。
それでもどこかへ行きたい!という方にはサンピークス・リゾートはまだ余裕があるようです。カムループス近郊にある山岳リゾートで、ハイキングが好きな人には特にお勧めです。対人距離を確保するため、芝生の上には可愛い💚でマーク。
カナディアンロッキー北部にあるアルバータ州ジャスパー市は、新型コロナウイルス感染予防対策として、即日マスク着用を義務化しました。商店内や公共施設の屋内だけでなく、ダウンタウンの歩道や屋外公共スペースなど、対人距離が2メートル以上保てない場所では着用が必須です。
また、ブリティッシュコロンビア州のバンクーバーを含むメトロバンクーバーの公共交通機関トランスリンクは、8月24日から全路線でマスク着用を義務化します。これまでも推奨されていましたが、経済活動の再開に伴って利用者が増加し、対人距離が保てなくなっていました。混んだ車内でのトラブルを回避するためにも必要な措置です。5歳未満の子供、基礎疾患や身体障害のある方にマスク着用を求めません。マスクが免除されていることを証明するカードは、スタジアムチャイナタウン駅とウォーターフロント駅のコンパス・カスタマーサービス・センターでお受け取りください。
カナダ運輸省は、バンクーバー、カルガリー、トロント、モントリオールの各空港から出発する国内便で、乗客の体温測定を開始しました。手荷物検査場の手前で38℃以上の発熱が2回確認されると搭乗できません。2週間後に搭乗が許可されますが、変更料などの費用は乗客負担です。
カナダでは9月から新学期が始まります。
カナダ連邦政府には、国家レベルで教育を統一する日本の文部科学省のような行政機関がありません。各州政府の教育省が、地域の特性や文化背景などを反映したカリキュラムを独自に組みます。義務教育の年数や小中高校の学年区分も州ごとに異なり、学校長の裁量や権限が大きいのも特徴的です。以下が発表された各州の対応です。
オンタリオ州では、幼稚園〜8年生は9月から通常の登校になりますが、高校の9〜12年生は登校日と在宅日を15人ずつで入れ替え制にします。4〜12年生は校内で非医療用マスクの着用が必要。教員にはフェイスシールドと医療用マスクが支給されます。
アルバータ州エドモントンの教育委員会は、小中高校4〜12年生と教職員は校内でのマスク着用が義務となります。親や子供が希望すれば遠隔授業も可能。カフェテリアは個包装の食品で運営し、自販機は頻繁に触れる箇所が多いため使用不可に。
ブリティッシュコロンビア州は、学校再開を新型コロナウイルスの感染拡大状況に応じた五段階の枠組みで発表。感染蔓延時はステージ5で、すべての小中高校が臨時休校となり遠隔授業のみ。9月からはステージ2で学校が再開し、生徒、教職員ともにマスク着用は推奨に留まります。
第5回バンクーバー壁画フェスティバル(VMF)が8月18日〜9月7日に開催されます。市内9地区で新作約60点の制作過程が見られる予定で、その場所を示す携帯アプリもダウンロード可能になります。今年は新型コロナウイルス感染防止のため、ストリートパーティーは行われません。
今年のバンクーバー壁画フェスティバルは、アーティストやコミュニティ、地元ビジネスの支援が目的で、壁画アートを探しながら街歩きを楽しむステイケーションも促します。2016年以降、市内には約200点の作品が描かれ、落書き防止になり街の活性化にもつながると歓迎されて、年々数が増えています。
カナダ政府は、新型コロナウイルス接触確認アプリを正式にリリースしました。これは行動追跡用ではなく、感染者に接触した可能性があると知らせる通知アプリ。氏名や住所、電話番号など個人情報は入力不要で、利用は強制ではなく任意です。現在はオンタリオ州でのみ利用可能です。
このアプリは iOS と Android で使えて無料ですが、iPhone の場合 iOS が13.5以上で利用可能。
カナダの夏は遊園地シーズンでもあります。バンクーバーのPNEプレイランドやカルガリーのキャラウェイ・パーク、プリンスエドワードアイランド州キャベンディッシュのサンドスピット遊園地は営業開始。どこもマスク着用が必要。入場券は予約制で、時間単位で人数制限をしています。
モントリオールのラ・ロンドは8月3日から営業開始。ハリファックスのアトランティック・スプラッシュ・アドベンチャーはウォーターパークのみ営業。ウェスト・エドモントン・モール内にあるギャラクシーランドや、トロント近郊にあるカナダ最大の遊園地カナダズ・ワンダーランドはまだ閉鎖中。
オンタリオ州のナイアガラフォールズを含む大部分は経済再開の第3段階に既に入っていますが、グレータートロントと国際空港のあるピール地域も7月31日に移行することが決定。公衆衛生基準に沿ってレストランの店内飲食などが再開されます。米国ミシガン州に隣接するウィンザー・エセックス郡は第2段階に留まります。
トロントでの公共の屋内施設でのマスク着用は必須です。
日本も同様ですが、カナダでもこの夏は近場を旅しようということで、普段は海外へ旅行をするカナダ人も今夏はカナダ国内の旅行を楽しんでいます。
カナディアンロッキーはやはりカナダ人にとっても人気のデスティネーション。
レイクルイーズやモレインレイクなど、週末は混雑が見られるほどになりました。
観光客の増加は、ホテルやレストランそしてアトラクションなどにとっては嬉しいことではあります。しかしながら同時に、ソーシャルディスタンスは守らなければなりません。
カナディアンロッキーの中心地、アルバータ州バンフでは、コロナウィルス対策として、7月31日から屋内公共スペースとバンフ・アベニューでマスク着用が必須となることが決まりました。屋外の歩道でマスク着用を義務化するのはカナダ初です。パティオでも飲食時以外は着用が必要で、違反者には罰金150ドル(日本円約1万2千円)が科されます。