8月になり日本と同様、感染者が増えているスペイン。ソーシャルディスタンスが保たれていても公共スペースではマスク着用が義務付けられており、感染者急増とともに予防策、規制も徐々に厳しくなっています。先日、マドリード市から車で45分程の距離にあるチンチョンという可愛い街へ気分転換に行ってきました。週末と言う事もあり、比較的人も多く、どこのカフェもほとんど開いていました。どのカフェも分かるところに手の消毒液が置いており、飲食中以外はマスク着用しておしゃべりしている人が多かったです。外国人観光客は少ないですが、せっかくのバケーションシーズンを少しでも楽しもうとマドリードから遊びに来ている人やのんびりコーヒー休憩している地元の人をよく見かけました。
6月21日をもって警戒事態宣言が解除され、スペイン全土で『新たな日常』に入りました。これまでも緩和政策の中で徐々に日常を取り戻しつつありましたが、解除されると同時にマドリードでは強い日差しと30度を超える気温で夏の到来を思わせるような快晴。州をまたいだ移動も許可され、人々が本格的に動き始めました。久々に地下鉄を利用したところ、プラットホームの足元や構内の至る所にコロナ対策が見受けられました。公共交通機関ではマスク着用が義務付けられており(罰金有)、ソーシャルディスタンスも奨励されています。駅構内通路の一部は一方通行になるようマークが貼られています。車内の座席やスペースの制限はありませんが、自然とある程度の距離が保たれているような雰囲気です。今後は各州ごとに独自のコロナ対策措置がとられますが、ようやく警戒事態宣言解除となり明るい兆しが見えてきました。
5/25からマドリードは規制緩和がフェーズ1に移行し、外出人数が最大10名まで可能になりました。それまで14歳未満の子供は大人1名としか外出出来なかったのが、両親+子供、つまり家族で買い物や散歩に出かけられるようになり、スーパーにもチラホラと子供の元気な姿が見受けられるようになりました。 先日2か月以上ぶりに家族でショッピングモール内のスーパーに買い出しに行ったところ、やはり「マスク」「手の消毒」「2mのソーシャルディスタンス」など様々な注意喚起が分かりやすくされていました。しかしショッピングモールはいまだスーパーや薬局しか営業しておらず、その他の商店は閉店中。ビニール手袋しながらの買い物は最初は違和感ありましたが、慣れてきました。徐々に『新しい日常』へ移行しています。