今回はザイオン国立公園の「裏の顔」を紹介します。
ザイオンで最も印象に残るのは目の前に切り立った荒々しい岩山の景色です。
高さ600メートル以上にもなる砂岩の一枚岩はほぼ垂直に切り立っている場所が多く、特に夏場に行くと多くのロッククライマー達が山の頂上を目指している光景を目の当たりにする事ができます。
またここを訪れる多くの観光客の一番のお目当てはバラエティに富んだトレイルのハイキングです。
そのトレイルは往復30分程度の簡単なものから1日がかりのもの、山登りから川を歩くものまである。
ハイシーズンに行くと朝8時には公園内の駐車場が満車になってしまう事もある。
コロナ渦では公園内シャトルに乗車人数の規制ができて完全予約制になったが、その予約がなかなか取れない事でザイオンでのハイキングも容易ではなくなってしまった。
しかしザイオンには公園のメイン玄関(南口)からアクセスしなくても、国立公園の東側と西側の双方から完全舗装路を使って車で山の上までアクセスする事ができて、そこから渓谷内部へハイキングを楽しむ事ができるのです。
その場合にはなんと入場料もかかりません!
今回紹介したいのはザイオンの西側からアプローチするトレイルで、とても簡単で気持ちの良いNORTHGATE PEAKS TRAILです。
トレイルヘッドに車を駐車してから往復2時間強でできるハイキングです。
3月20日に急に思い立って行って来ましたが、海抜2000メートルを超えるその場所はまだ雪も沢山残っていましたが、高低差の全くないトレイルは歩きやすくとても気持ちの良い時間でした。
その時の写真を投稿します。
この日は天気もいまいちだったのと別のトレイルも歩きたいので近々ザイオンにリベンジしてきます!
今週末からMARCH MADNESS TOURNAMENTと呼ばれる全米の大学のバスケットボールのチャンピオンを決める一大イベントが予定通り開催されます。
毎年この時期の恒例のイベントですが、昨年は開催の直前でイベントの全行程がキャンセルとなり、それをきっかけにほとんどのスポーツイベントが中止や延期となってしまいました。
たかが大学のバスケのトーナメントと思いきや、全米中のスポーツファンが熱狂する大イベントです。
アメリカでは多くの州でスポーツの賭博が許されており、毎年このイベントでも5000万人もの人がお金を賭けて試合を観戦すると言われています。
スポーツの賭けと言えばここラスベガスのカジノは本場で、こうしたイベントの最中には多くのファンが訪れてカジノホテルに滞在しながら試合にお金を賭けてテレビ観戦を楽しみます。
コロナ渦ではこの1年経営に苦しみ続けたラスベガスのカジノホテルも、今週末の部屋代を見るとコロナ以前のハイシーズンの料金になっていて、かなりの人出を見込んでいるようです。
気が付けば季節も春。
ラスベガスの街にも春の到来といったところでしょうか⁉
月曜日から出ていたツアーが無事に昨日ラスベガスに戻り、担当ガイドからモニュメントバレーの素晴らし写真が届きましたので投稿します。
モニュメントバレーからの朝日。
朝焼けのモニュメントバレー。
HWY163からのモニュメントバレーと雪雲。
今回のお客様はアラバマ州にお住いの若いご夫婦と赤ちゃんでした。
お申込み当初は赤ちゃんがいる事で長時間の移動など不安も多かったようですが、結果他のお客様と混乗になる事もなかったので、他人に気を遣う事もなく赤ちゃんの様子も見ながら自由に観光を楽しむ事ができて大変満足されておりました。
しばらくはツアーが出ても混載になる可能性は低いので、実質チャーターと同じサービスを受ける事が叶うと思います。
これはコロナ渦の特権でもあります!
普段は気楽にツアーに参加が出来ない小さなお子様のいるご家族や、体の不自由なお客様など、この機会に是非グランドサークルに遊びに来られては如何でしょうか⁉
3月10日(水曜日)、今日はグランドキャニオンの1日観光を催行しました。
実は「クマ旅」こと「あなたの代わりに卒業旅行に行ってきます!」の第3弾も同時に催行となり、人間のお客様3名様とテディベア3匹の混乗となりました。
天気予報も当たり、今日のグランドキャニオンは風が強く時より吹雪となり、かなり寒い観光となりました。
しかしそんな悪天候にも関わらず大勢の観光客が訪れていて、例年の今時期よりも人が多かったのに驚かされました。
今アメリカではMLB(メジャーリーグベースボール)の春のキャンプとオープン戦が毎日行われていて、ここアリゾナはMLBの半分のチームがキャンプに訪れています。それを見に全米中からプロ野球ファンがオープン戦を見に来ています。
もしかしたらそのついでにグランドキャニオンにも足を運んでいるのかもしれません。
今日投稿する写真は、
観光客であふれかえるグランドキャニオンのマーサーポイント。
雪雲がかかるグランドキャニオンのブライトエンジェル。
途中で立ち寄ったセリグマン(ルート66)。
3月8日(月曜日)、2泊3日のツアーが催行されました。
先週のツアーと同じ行程で初日はセドナの観光とグランドキャニオンでの夕日鑑賞を楽しみました。
ここ数日は気温も上がり日中はかなり暖かい陽気でしたが、また寒波が押し寄せてくるようで明日から4日連続で雪の予報が出ています。
グランドキャニオンは標高が2千メートルを超えていて、3月に雪が降る事は珍しくありません。
以前にはゴールデンウィークの最中に雪に見舞われた事もありました。
もともと1日の寒暖の差も大きい場所なので、グランドキャニオンに滞在する場合には1年通じて寒さ対策も必要になるのでお出かけ前には必ず気温のチェックをしましょう!
今回も担当ガイドよりグランドキャニオンの写真が届きましたので投稿します。
夕方の西日の当たるグランドキャニオン。
グランドキャニオンの地平線に沈む太陽。
今朝(9日)の朝のマーサーポイント。
3月3日(水曜日)、引き続きツアーの様子をレポートします。
3日目の最終日はモニュメントバレーのグールディングス・ロッジから始まります。
以前にもモニュメントバレーに関してレポートしてますが、ナバホ居住区内の行動制限により現在も観光地は閉まっております。
モニュメントバレーの渓谷内へのアクセスも出来ない為にここを訪れる観光客も少なく静まり返っています。
ハリウッド映画のロケ地として世間に知られる前の時代にタイムスリップしてしまったような静寂な世界を今なら体験できるのかもしれません。
担当ガイドから届いたモニュメントバレーの旬な写真を投稿します。
夕日に染まるモニュメントバレー。
朝日が上がるモニュメントバレー。
フォレストガンプポイント。
3月2日(火曜日)、昨日に引き続きツアー中のガイドよりグランドキャニオンの美しい朝日の写真が届きましたので投稿します。
まだまだ早朝の冷え込みは厳しく気温はマイナス5℃。
しかし雲一つない晴天で、日の出とともにゆっくりとグランドキャニオンの渓谷に陽が差しこんで明るくなっていくのを見ていると、いやな事も全て忘れて晴れ晴れとした気持ちになります。
今はまだグランドキャニオン国立公園の東口が閉鎖しているので、この後のモニュメントバレーへの移動は1時間半程度迂回が必要になります。
今回の参加者はニューヨーク在住のご夫婦ですが、お二人だけの時間を満喫して頂いてます。
2月24日、グランドキャニオンに行ってきました。
「あなたの代わりに卒業旅行に行ってきます!」
の2回目の催行で、4名の参加者に代わって
4匹のテディベアを連れて行きました。
2週間前とは大違いで天候も良くポカポカ陽気でした。
担当ガイドと一緒に参加者に喜んでもらえるテディベアのスナップ写真を、
ああでもないこうでもないと言いながら沢山撮影してきました。
そばを通りがかったアメリカ人の観光客から「かわいい!」
とか「何の撮影?」とか沢山声をかけてもらい、
企画の内容を説明すると感激していました。
まだまだ生身の人間を観光案内できるのは先かもしれませんが
お客様を楽しませたり感動を与える事は
今の状況でも出来る事はあると信じてやってます。
明日のZOOMでの参加者への写真のお披露目が
楽しみです!
2月16日から2泊3日でグランドキャニオンの谷底でキャンプをした体験記を投稿します。(パート3)
2月18日(3日目)
谷底のキャンプ場は今朝もかなり冷え込んでいた。
まだ外が薄明るい時間からアダムが朝食の準備を始めていたので、寒さをこらえて寝袋から出る事にした。
今日はいよいよ登山の日。計画では一昨日の下山とは別のブライトエンジェルトレイルを休憩も入れて8時間で登る予定だ。
朝食を済ませテントを片付けて8:40にキャンプ場を出発した。前半はコロラド川を見ながら少しずつ高度を上げて行く。
この日は天気も良く歩き始めて1時間もすると日陰が少なくなり、シャツ1枚でも寒さが気にならないほどだった。これが夏場だったらと想像すると恐ろしくなった。
出発して3時間半で中間地点のインディアンガーデンに到着。
そこでゆっくりと昼食を取りながら1時間ほど休憩をした。
午後1時、頂上を目指して出発。
距離はキャンプ場からインディアンガーデンまでとあまり変わらないが、高低差が後半の方が倍近くあるので体力的にきつくなる。
まずは3マイルレストハウスを目指す。3~5億年ほど前の時代の堆積岩をしばらく登るのだが、注意して回りの岩を見るとそこには三葉虫やアンモナイトの化石を見る事ができる。
3マイルレストハウスの少し前からトレイルが雪で覆われ始めた。
少し休憩して次に目指すは1.5マイルレストハウス。
ここから頂上までは陽の当たらないスイッチバックをひたすら上り続ける。気温もぐっと下がり数日前に降り積もった雪が凍っていて何度も滑って転びそうになった。
1.5マイルレストハウスまで来ると頂上もかなり近く見えてくる。同時に人の交通量も増えて簡単な体験ハイキングを楽しむ観光客と何度となくすれ違う。
午後5時、ゴール!
見慣れたはずのブライトエンジェルロッジを見るのが今日だけはすごく嬉しく思えた。
と同時にものすごい達成感が沸いてきた。(おわり)
2月16日から2泊3日でグランドキャニオンの谷底でキャンプをした体験記を投稿します。(パート2)
2月17日(2日目)
グランドキャニオンの谷底の夜明けは遅くて7時でもまだ暗かった。
通常グランドキャニオンの谷底の気温はラスベガスと同じくらいとだと言われてますが、この日はグランドキャニオン全体が冷え込んで渓谷の上では最低気温が-14℃で我々が一夜過ごした谷底でも-2℃だったのでテントの中に置いていたボトルの水も少し凍っていました。
昨夜にキャンプ場に着いた時にはすでに日が暮れて真っ暗で何も見えなかったが、起床してテントから出て目にした景色は最高だった。
朝食を済ませてから我々が目指したのは「リボン滝」。
グランドキャニオンのノースリムに続くノースカイバブトレイルを片道10キロほど歩いた場所にある。昨日とは違って比較的平坦な道をブライトエンジェルクリーク(川)に沿って渓谷を進んでいく。終始川の流れる音をBGMにしながのハイキングは乾いた砂漠の地にいる事すら忘れてしまいそうだった。
写真を撮ったりしながら約2時間半歩いたらリボン滝に到着。
水が流れ落ちる場所にはこけや水草が茂っていて陽が当たると緑色に輝いて、なんとも幻想的で不思議なパワーを発しているようにも感じた。
滝の景観を楽しみながらゆっくりと昼食を取り、キャンプ場への帰路についた。
途中キャンプ場の手前のファントムランチ(宿)で何か記念の土産物でも買おうかと立ち寄ったが、コロナの影響で宿以外の施設は営業していないとの事だった。ファントムランチはグランドキャニオンで唯一の谷底の宿でしかも最も予約の取れない宿泊施設ですが、このコロナ過では宿に寝泊まりする事だけで名物のステーキディナーも食べる事が出来なくなっています。
前日の疲労も残っていたのでこの日の行動はリボン滝へのハイキングとキャンプ場近くでコロラド川を眺める程度でほどほどにして終了。(続く)