モスクワのソビャーニン市長は10日、コロナウイルス状況は悪化しているとの認識を示しました。ウイルス感染拡大防止のために、11月13日から2021年1月15日まで次の措置が実施されます。
- レストラン、カフェ、バーは午後11時から午前6時までの営業が禁止されることになります。
- モスクワ大学がオンライン授業に切り替えられます。
- 劇場や映画館、コンサートホールの観客数を定員の25%になります。
- 文化、娯楽、教育イベントは休止されます。
- モスクワ政府がレストラン、カフェ、劇場にQRコードの登録システムを使用すること勧告します。
- 建物内にあるこどもエンターテインメントセンターの営業は中止となります。
2020年10月27日(水)現在 サンクトペテルブルク市
感染者 58,963 名(昨日より+727名)
隔離解除 37,248名(昨日より+415名)
死者 3,731名(昨日より+57名)
今年の秋は幸い天候に恵まれていますが、ロシアでは毎年秋に冷たい雨が降り風邪が流行します。風邪の流行にあわせるようにコロナ第2波が迫っていますが、冬になってしまえば、例年寒すぎて風邪も流行らなくなるので、市民の間ではコロナも寒くなるまでの辛抱という見方が一般的です。
観光地の様子
ロシアが世界に誇るエルミタージュ美術館も、入館人数をきちんと管理できるように入館時間を予約制にしたオンラインチケット販売を行い、コロナに負けず営業を続けています。街並みは、紅葉も深まって、秋の日の光が当たると、黄金に輝きます!
10月よりモスクワで新型コロナウイルスの感染者数は急速に増えています。10月14日、モスクワ新感染者数は4573人です。ロシア全国では1日あたりの感染者数が14200人を超えました。春から1日の感染者としては過去最多となりました。
現地の街の様子
10月5日から新型コロナウイルスの影響でモスクワの学校は2週間休校にします。19日から中学校と高等学校でまたオンライン授業が行われるとモスクワ市政府が決めました。企業のためにも在宅勤務のルールを強化しました。28日まで少なくとも30%の社員が自宅から勤務するよう指示しました。しかし、劇場や博物館やカフェは営業し続けています。
ツアー催行にあたっての配慮
10月14日にロシアのミシュスティン首相から嬉しいニュースが入りました。11月1日からロシア、日本との国際航空の運行を再開するとロシア政府が決定しました。今のところ、週に3便のフライトが運航される予定ですが、詳しい情報がまだ発表されていません。
2020年9月28日現在 ロシア・サンクトペテルブルク市
感染者数 42494(前日比 +237)
隔離解除者数 28810(前日比 +119)
死者数 2894(前日比 + 0)
北の都「サンクトペテルブルグ」は朝晩既に10度を切り「黄金の秋」に染まり始めています。
運河を巡る観光船も、乗客の姿が少なくなりました。
市内散策の際、観光客が立ち寄る「夏の庭園」や「ミハイロフスキー庭園」には、
既に落ち葉の絨毯も。
風で枯葉が舞う様子を眺め、そのかすかな香ばしい匂いを胸に吸い込むと、
ロシアの大文豪プーシキンならずとも、「詩」の一節くらい浮かぶ気がしてくるから不思議。
前を行く老いたご夫婦や、湯気の立つトウモロコシをほおばる恋人たちに、
いつも以上にささやかな幸せの大切さを感じます。
観光地の様子
中央のドーム部分が修復中の「血の上の救世主教会」。
30分、60人ごとの入場制限を設け、マスク着用が義務付けられています。
外観は少し残念な姿ではありますが、内部の豪華なタイル画は素晴らしく、観光客を楽しませてくれています。
サンクトペテルブルク市でも美術館や博物館のオープンが7月6日から許可され、少しずつ開館が始まりました(ドストエフスキー博物館7月7日~、ロシア美術館7月8日
~ 、クンストカメラ博物館7月14日 ~ )世界三大美術館のひとつであるエルミタージュ美術館の開館はもう少し先になりそうです。