マスクへの抵抗感からか、一時期はお年寄り以外のマスク着用率が下がっていま
したが、ここにきて、地下鉄の利用者などは、90パーセント近くが着用してい
る模様。
相次ぐイベントの中止や、削減は、せっかくの年末に向けて華やいだ気分が台無
しですが、
一方では「自分の身は自分で守る」そういう自衛意識が高まっているのも事実の
ようです。
サンクトペテルブルグの街中も、有名人がマスク姿をアピールするポスターがあったり、
ファッションモールを彩る彫像がマスクをしていたり、
そのモールの入り口には、マスクの自動販売機が設置され、
地元ホッケーチームCKAは、ロゴ入りマスクを製造販売しています。
ロシア・サンクトペテルブルク市
感染者数 107464(前日比+3421)
回復者数 61885(前日比+1769)
死者数 5138(前日比+ 85)
11月に入ってから、毎日記録を更新する形で新規感染者が急増。
それを受けて、11月19日、サンクトペテルブルグ市政府は、11月23日以降、新たに行う感染防止措置の発表をしました。
その主なものは
・スポーツイベントへの観客の入場禁止
・ショッピングモール内の飲食店及びスケートリンクの営業禁止
・スケートリンクへの入場人数の制限
・劇場、コンサートホール、映画館の観客数を収容定員の25%まで制限(12月1日より実施)
2020年10月27日(水)現在 サンクトペテルブルク市
感染者 58,963 名(昨日より+727名)
隔離解除 37,248名(昨日より+415名)
死者 3,731名(昨日より+57名)
今年の秋は幸い天候に恵まれていますが、ロシアでは毎年秋に冷たい雨が降り風邪が流行します。風邪の流行にあわせるようにコロナ第2波が迫っていますが、冬になってしまえば、例年寒すぎて風邪も流行らなくなるので、市民の間ではコロナも寒くなるまでの辛抱という見方が一般的です。
観光地の様子
ロシアが世界に誇るエルミタージュ美術館も、入館人数をきちんと管理できるように入館時間を予約制にしたオンラインチケット販売を行い、コロナに負けず営業を続けています。街並みは、紅葉も深まって、秋の日の光が当たると、黄金に輝きます!
2020年9月28日現在 ロシア・サンクトペテルブルク市
感染者数 42494(前日比 +237)
隔離解除者数 28810(前日比 +119)
死者数 2894(前日比 + 0)
北の都「サンクトペテルブルグ」は朝晩既に10度を切り「黄金の秋」に染まり始めています。
運河を巡る観光船も、乗客の姿が少なくなりました。
市内散策の際、観光客が立ち寄る「夏の庭園」や「ミハイロフスキー庭園」には、
既に落ち葉の絨毯も。
風で枯葉が舞う様子を眺め、そのかすかな香ばしい匂いを胸に吸い込むと、
ロシアの大文豪プーシキンならずとも、「詩」の一節くらい浮かぶ気がしてくるから不思議。
前を行く老いたご夫婦や、湯気の立つトウモロコシをほおばる恋人たちに、
いつも以上にささやかな幸せの大切さを感じます。
観光地の様子
中央のドーム部分が修復中の「血の上の救世主教会」。
30分、60人ごとの入場制限を設け、マスク着用が義務付けられています。
外観は少し残念な姿ではありますが、内部の豪華なタイル画は素晴らしく、観光客を楽しませてくれています。
サンクトペテルブルク市でも美術館や博物館のオープンが7月6日から許可され、少しずつ開館が始まりました(ドストエフスキー博物館7月7日~、ロシア美術館7月8日
~ 、クンストカメラ博物館7月14日 ~ )世界三大美術館のひとつであるエルミタージュ美術館の開館はもう少し先になりそうです。
ロシア北西部にあるサンクトペテルブルクは、ベルベットのシーズンと呼ばれる季節を迎えました。穏やかな日差しが注ぐ中、秋を感じさせる冷たくさわやかな空気が気持ちいい季節です。今週から新学期がはじまり、街も賑やかさが増してきました。
2020年9月2日(木)現在 サンクトペテルブルク市
感染者 37,041 名(昨日より+189名)
隔離解除 25,981名(昨日より+106名)
死者 2461名(昨日より+21名)
2020年8月2日現在 ロシアサンクトペテルブルク市
感染者数 31785(前日比 +163)
隔離解除者数 23552(前日比 + 86)
死者数 2056(前日比 + 4)
レストラン&カフェは、オープンスペースに加えて、距離を取りながらの室内利用が許可。
夏は、一日のうちに何度も天気が変わるサンクトペテルブルグ市。
これで雨宿り先も確保でき、随分増えた街歩きの人も安心。
大型のショッピングモールでは、各店舗への入店時に、マスクの確認、手の消毒が求められます。
感染者数はまだまだ多いですが、短い夏を楽しみたいと、街には夏休み気分が戻ってきているようです。