バンクーバーのファーマーズマーケットは今年で25周年を迎えました。1995年の夏、クロアチア文化センターの駐車場で開かれた小さな青空市が始まり。今では市内6か所で出店者270以上が新鮮な野菜や果物を販売しています。
新型コロナウィルスの影響で開催が心配されましたが、一度の入場人数を制限する形で今年も開催されています。また、新しくネット販売を開始し、予めネットで購入した商品の宅配や各市場での一括受け取りが可能になっています。朝一番に行かないと売り切れになる商品が確実に手に入るので助かります。
コロナ対策でクラフトなど物品販売がなくて残念ですが、それでも生産者から直接買うことのできるファーマーズマーケットは楽しいですね。
【ニューヨーク市・地下鉄の現状】
24時間運行で知られているニューヨーク市内の地下鉄。3月後半から(NY on Pause/自宅待機令の発令後)利用客はぐっと減りましたが、6月上旬頃から徐々に利用客が戻ってきました。
車両の消毒清掃が行われているとはいうけれど、実際のところ、どうなんだろう??と、気になる方もいるはず。
このパンデミックを受け、地下鉄を運行・運営するMTAは現在、乗客及び従業員の安全を守るプランとして「13 Point Plan」を掲げています。
MTA 「13 point plan」
https://new.mta.info/co…
内容の一部;
●マスクの提供(基本的には、乗客各々がFace Covering必須)
●駅構内にハンドサニタイザーの設置
●コンタクトレス(OMNY)の改札支払いシステムを増加中
●毎日1:00AM-5:00AMの運行を停止し、車両の消毒&清掃、続行中 …等
実際に乗車して見える&感じたことは…
◆ホームには、ソーシャルディスタンスのマークあり
◆乗り降りする乗客の数は通常の半分以下、座っている人の真横に他人がくっついて座る状況にはなっておらず
◆駅構内には、ハンドサニタイザーの設置あり
◆改札前には、「Face Covering(鼻と口を覆う)必須」のサインあり
同じ曜日・時間帯でかつて混んでいた駅や車両を見る限り、まだ現時点は、地下鉄での移動必須という人は少ないようです。
乗車の際も基本の注意事項…Face Covering(マスク着用)、こまめな手洗いや消毒、ソーシャルディスタンス…etc をお忘れのないよう!
バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州では、山岳リゾートのウィスラーやワイン産地のオカナガンが州内旅行に大人気で大変混みあっています。
それでもどこかへ行きたい!という方にはサンピークス・リゾートはまだ余裕があるようです。カムループス近郊にある山岳リゾートで、ハイキングが好きな人には特にお勧めです。対人距離を確保するため、芝生の上には可愛い💚でマーク。
カナディアンロッキー北部にあるアルバータ州ジャスパー市は、新型コロナウイルス感染予防対策として、即日マスク着用を義務化しました。商店内や公共施設の屋内だけでなく、ダウンタウンの歩道や屋外公共スペースなど、対人距離が2メートル以上保てない場所では着用が必須です。
また、ブリティッシュコロンビア州のバンクーバーを含むメトロバンクーバーの公共交通機関トランスリンクは、8月24日から全路線でマスク着用を義務化します。これまでも推奨されていましたが、経済活動の再開に伴って利用者が増加し、対人距離が保てなくなっていました。混んだ車内でのトラブルを回避するためにも必要な措置です。5歳未満の子供、基礎疾患や身体障害のある方にマスク着用を求めません。マスクが免除されていることを証明するカードは、スタジアムチャイナタウン駅とウォーターフロント駅のコンパス・カスタマーサービス・センターでお受け取りください。
カナダ運輸省は、バンクーバー、カルガリー、トロント、モントリオールの各空港から出発する国内便で、乗客の体温測定を開始しました。手荷物検査場の手前で38℃以上の発熱が2回確認されると搭乗できません。2週間後に搭乗が許可されますが、変更料などの費用は乗客負担です。
8月5日に弊社のガイドがグランドキャニオン国立公園に行ってきました。
通常時は公園の入り口にあるブースで、係員(レンジャー)に入園料の支払いを行いますが、可能な限り接触を減らすために、入園料の支払いはブースの近くにある自動販売機に限られていたそうです。
また、現在、アリゾナ州の一部地域では感染拡大防止の為に外でも公共の場所ではマスクの着用が義務付けられており、グランドキャニオン国立公園の敷地もその範囲内となっております。
しかしながら、そのニュースを知らない人もいるのか、ガイドの話によるとマスクを着用して観光をしていた人はおよそ6割程度だったそうです。
写真はマーサーポイントです。変わらぬ壮大さをお楽しみください!
カナダでは9月から新学期が始まります。
カナダ連邦政府には、国家レベルで教育を統一する日本の文部科学省のような行政機関がありません。各州政府の教育省が、地域の特性や文化背景などを反映したカリキュラムを独自に組みます。義務教育の年数や小中高校の学年区分も州ごとに異なり、学校長の裁量や権限が大きいのも特徴的です。以下が発表された各州の対応です。
オンタリオ州では、幼稚園〜8年生は9月から通常の登校になりますが、高校の9〜12年生は登校日と在宅日を15人ずつで入れ替え制にします。4〜12年生は校内で非医療用マスクの着用が必要。教員にはフェイスシールドと医療用マスクが支給されます。
アルバータ州エドモントンの教育委員会は、小中高校4〜12年生と教職員は校内でのマスク着用が義務となります。親や子供が希望すれば遠隔授業も可能。カフェテリアは個包装の食品で運営し、自販機は頻繁に触れる箇所が多いため使用不可に。
ブリティッシュコロンビア州は、学校再開を新型コロナウイルスの感染拡大状況に応じた五段階の枠組みで発表。感染蔓延時はステージ5で、すべての小中高校が臨時休校となり遠隔授業のみ。9月からはステージ2で学校が再開し、生徒、教職員ともにマスク着用は推奨に留まります。
第5回バンクーバー壁画フェスティバル(VMF)が8月18日〜9月7日に開催されます。市内9地区で新作約60点の制作過程が見られる予定で、その場所を示す携帯アプリもダウンロード可能になります。今年は新型コロナウイルス感染防止のため、ストリートパーティーは行われません。
今年のバンクーバー壁画フェスティバルは、アーティストやコミュニティ、地元ビジネスの支援が目的で、壁画アートを探しながら街歩きを楽しむステイケーションも促します。2016年以降、市内には約200点の作品が描かれ、落書き防止になり街の活性化にもつながると歓迎されて、年々数が増えています。
カナダ政府は、新型コロナウイルス接触確認アプリを正式にリリースしました。これは行動追跡用ではなく、感染者に接触した可能性があると知らせる通知アプリ。氏名や住所、電話番号など個人情報は入力不要で、利用は強制ではなく任意です。現在はオンタリオ州でのみ利用可能です。
このアプリは iOS と Android で使えて無料ですが、iPhone の場合 iOS が13.5以上で利用可能。
【アメリカ自然史博物館、9月9日に再オープン予定】
ニューヨーク市のフェーズ4 再開と共に発表されたメトロポリタン美術館(通称:MET)の8月29日(土)再オープン。今やニューヨーカーにとって、屋外での飲食やアクティビティが “New Normal”となりつつありますが、美術館や博物館鑑賞が恋しいのも事実。
そんなMETに続き、アメリカ自然史博物館(AMNH:American Museum of Natural History)より、再開予定の発表が!
一般へのオープンは9月9日(水)、会員へは、9月2日(水)の予定。
再開にあたり、以下のガイドラインも発表されています。
・収容率 25%(通常の1/4)
・開館スケジュール:水~日曜の週5日間、10:00AM~5:30PM
・オンラインでの事前予約要
・来館者はFace Covering要
…など。
また、スタッフは検温チェックをして業務にあたるとも。
9月以降秋にかけて、美術館や博物館などを活用したくなる時季に嬉しいお知らせですね。
皆が安全に安心して屋内アクティビティができるよう、引き続き、”New York Tough”の精神で気をつけて行動していきたいものです!
https://www.amnh.org/
アメリカ自然史博物館は、セントラルパークの西側(Central Park West)× 81stに位置している大きな博物館。映画「ナイト・ミュージアム」の舞台になり、日本でも一躍有名&観光客にも人気のスポットとなりました。博物館の名前「81st-Museum of Natural History」がついた地下鉄の駅も直結しており、アクセスも便利です。
※写真クレジット:T. Rex: ©AMNH/C. Chesek、Rapa Nui(モアイ像): ©AMNH/R. Mickens
カナダの夏は遊園地シーズンでもあります。バンクーバーのPNEプレイランドやカルガリーのキャラウェイ・パーク、プリンスエドワードアイランド州キャベンディッシュのサンドスピット遊園地は営業開始。どこもマスク着用が必要。入場券は予約制で、時間単位で人数制限をしています。
モントリオールのラ・ロンドは8月3日から営業開始。ハリファックスのアトランティック・スプラッシュ・アドベンチャーはウォーターパークのみ営業。ウェスト・エドモントン・モール内にあるギャラクシーランドや、トロント近郊にあるカナダ最大の遊園地カナダズ・ワンダーランドはまだ閉鎖中。