ロシア史上、一番人気のソ連のアニメは「チェブラーシカ」です。チェブラーシカは「ワニのゲーナ」の絵本のキャラクターです。
1969年にソユーズムリトフィルムのアニメーション監督は人形アニメで作成しました。そのころからチェブラーシカはポピュラーなキャラクターになりました。
2023年1月からアニメ「チェブラーシカ」をリメイクした映画がロシアで公開され、新年休暇中にヒットとなっていました。映画館は子連れでいっぱいでした。「チェブラーシカ」は興行収入は50億ルーブルを超えて、ロシア映画で歴代トップになりました。
映画に関する4つの興味深い事実:
・チェブラーシカはロシア南部(ソチ、ピャチゴルスク、キスロヴォツク)で撮影が行われました。
・映画の撮影とき、オレンジが6トン使用されました。
・26匹のラット、8匹のオウム、6匹のモルモット、ブルドッグとイグアナ1匹が参加しました。
・映画では、ゲーナはワニではなく、樹木園で庭師として働く人間(ゲンナディ)です。
ロシアでは12月末から冬休みが始まります。今年の祝日は土日と重なり、9日間のお休みになります。
お正月まで残り1週間しかありませんが、モスクワ人はお正月モードに入りました。仕事の締め切りがたくさんあります。その上、大掃除を行ったり、お正月の飾りつけをしたり、プレゼントを準備したりして、いろいろな家事で忙しいです。子どもも大人も冬休みを待っています。
モスクワの通りも綺麗になり、およそ200本の素敵なクリスマスツリーが飾られています。
でも、クレムリンのクリスマスツリーが一番きれいだと考えられています。国の主要なクリスマスツリーです。主要なクリスマスツリーを選ぶ特別委員会があり、毎年、専門家は木々の外見をよく観察します。松は高くフワフワして、樹齢は約100年でなければなりません。専門家によると、100年近く生きている松は徐々に弱っていって、切り倒しても環境に影響はないそうです。
2023年のメインのクリスマスツリーは高さ27メートル、幹の直径56センチ、樹齢は95年です。クレムリンのツリーの装飾は完成するまでに数日かかります。今年は12月23日に完了しました。装飾は毎年あまり変わりません。新年のツリーは金、白、赤のボールとライトで飾られます。
皆様にとって素敵な2023年になりますように!
毎年9月の第2土・日曜日には「モスクワの日」が祝われています。2020年と2021年は新型コロナウイルスの影響で大きなイベントが中止となりましたが、今年、モスクワが創建875年を迎えて、モスクワ政府が盛大なお祝いを開催すると決定しました。
お祝いにはコンサート、マスタークラス、フェスティバル、夜の花火が含まれました。主な開催会場は赤の広場とトヴェルスカヤ通りでした。トヴェルスカヤ通りは歩行者専用道路に変わって、4つのテーマゾーンが設けられました。テーマゾーンには「モスクワ川」、「モスクワの公共交通機関」 、「市のファッション産業」とコンサートステージがありました。モスクワ市内ではどこに行っても様々なイベントをやっていてにぎやかでした。深夜までお祝いが続いたので、その週末はモスクワの地下鉄が24時間運行していました。
最近、日帰り旅行が人気です。それは、新しい経験を得る最も簡単な方法だからです。
人気の日帰り観光スポットのひとつにコロムナという都市があります。コロムナはモスクワ州の古くからの都市であり、モスクワから列車で2時間のところにあります。コロムナはクレムリンとパスチラで有名です。
まずはクレムリンについて。コロムナのクレムリンはロシアの現存する12のクレムリンのうちのひとつです。その敷地内には16世紀に築かれた教会や修道院が残っています。都市全体が可愛らしく、ひとつひとつ木造のお家を見ながら歩いているだけでも楽しめます。
次にパスチラについて。イヴァン4世の時代にロシアに初めて登場したパスチラはロシアの伝統菓子です。味はリンゴの果汁が入ったマシュマロという感じです。コロムナには、パスチラ博物館があります。博物館では見学だけではなく、19世紀のロシアスタイルのお茶会に参加することもできます。